「神田古本まつり俳句大会」について

神田古書店連盟会長 佐古田亮介

なぜ古本まつりに俳句大会なのか。それはそもそも今年で第55回を迎える「東京名物 神田古本まつり」に何か新企画はないか。という話から始まり俳句を始めて五年目の私が俳句大会をやろうと言い出して決りました。単なる思いつきで言った訳ではなく、俳句大会をやるに当たって絶対必要となる条件には心当りが有りました。

私は四年前に創刊した俳誌「月の匣」の会員として俳句を始めると同時に、神保町に在る「銀漢亭」という知る人ぞ知る俳人酒場で行われている超結社句会「湯島句会」にも参加しましたので、俳人に知り合いが出来ました。そして俳句大会準備に欠かせないのが投句されて来た俳句の選者です。選者が決まらなければ大会に成りません。その選者に心当たりが有った事がやろうと言い出した一番の理由でした。しかも二人いました。一人は私が所属する「月の匣」主宰の水内慶太(みのうちけいた)先生。もう一人は「銀漢亭」主人にして俳誌「銀漢」主宰の伊藤伊那男(いとういなお)先生でした。俳句をやらない人には聞き覚えの無い名前かも知れませんが、お二人とも常時俳句総合誌に掲載されている一流の俳人です。

まずは慶太先生に下相談すると「それは良い是非おやりなさい。古本と俳句は相性が良い。何で今までなかったんだろう。」と大賛成を受けました。つぎに伊那男先生に相談するとこれも大賛成。お二人とも快く選者をお引き受け下さり俳句大会実現に一気に拍車が掛かりました。そして心強い味方がもう一人。これも神保町に在る俳句出版社「本阿弥書店」の編集長が「月の匣」同人で何でも相談に乗ってくれました。応募用紙の作成や宣伝方法など大変助かりました。

社長にごあいさつすると神保町に古くからある俳人喫茶「きゃんどる」の話や「一誠堂書店」の大番頭で俳句を作っていた小梛精以知(私の上司で「句集寸楮」がある。古書会館8階のGケースに入ってます。)の話も出て意気投合。俳句大会の後援も申し出てくれました。地域と俳人を結び付けて古本まつりが益々盛り上るよう、読者の皆様も是非投句して下さいね。どうぞよろしくお願い申し上げます。 応募用紙は「BOOKTOWNじんぼう」イベント情報にアクセスすればダウンロード 出来ます。


俳句大会にご応募をして頂いた方、10名様に掲載誌をプレゼントいたします。
  『神保町公式ガイド Vol5』 10月初旬発行予定
発表は発送をもって代えさせて頂きます。


東京名物・神田古本まつり55回開催記念 俳句大会
本にまつわる俳句募集中!
http://jimbou.info/news/140415.html





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