第100回全国図書館大会開催迫る

第100回全国図書館大会事務局長 西野 一夫

10月31日(金)11月1日(土)の2日間にわたって、全国図書館大会が開催されます。全国の図書館関係者が一堂に会して、図書館にかかわるさまざまな課題や問題を議論する大会です。

今年の大会は、第100回目の大会となります。明治39(1906)年、上野に作られた帝国図書館新築落成に合わせ、東京帝国大学(当時)を会場に、全国図書館員大会が開催されて以降、全国図書館大会は、第2次大戦による中断を余儀なくされた時期(昭和15年〜昭和22年)を除き、毎年開催されてきました。

会場となる明治大学駿河台キャンパスは、東京駅から中央線快速電車で2駅目の御茶ノ水駅から徒歩5分という交通至便の地にあります。御茶ノ水駅を挟んで反対側には、日本の近代公共図書館の嚆矢ともいわれる、明治5年に開設された「書籍館」(しょじゃくかん)がおかれた湯島聖堂が指呼の間にあります。

 また、図書館大会が開催されるこの時期には、「東京名物神田古本まつり」(10月25日〜11月3日)と「神保町ブックフェスティバル」(11月1日~3日)が開催され、この地域が読書と本にあふれた1年のうちで最もにぎわいを見せる時期でもあります。  大会第1日目に開催する記念フォーラムは、今大会を特色付けるイベントの一つです。元NHKアナウンサー山根基世さん、雑誌『暮らしの手帖』編集長で文筆家の松浦弥太郎さん、ブックディレクター幅允孝さんをお招きし、それぞれの方の本と読書にかかわる活動を映像でご紹介しながら、読書と生きる力、生活の中の読書と人生、図書館と読書のある生活について、語り合っていただく企画です。

 今大会の後援団体になっていただく、「本の街・神保町を元気にする会」や「神田古書店連盟」などのご協力により、一般公募で応募された市民100名を大会にご招待し、市民に開かれた図書館大会を目指しています。 また、大会財政を支えるためにたくさんの寄付をお願いしています。下記のURLにアクセスしていただき、大勢の方々の善意と熱意によって第100回大会が成功できますよう、ぜひ、ご協力をお願いいたします。
http://justgiving.jp/c/10708

  日本図書館協会主催   「第100回全国図書館大会 東京大会」について
  http://jla-rally.info/tokyo100th/index.php/






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