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■ 。.:*゜・☆*゜日本の古本屋メールマガジン・*:.☆.:*..*。
。.:*゜・☆*その11・1月28日号・*:.☆.
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このメールは日本の古本屋会員の方で、メールマガジンの配信を
希望された方にお送りしています。
ご不要な方の解除方法はメール下部にございます。
【日本の古本屋】は全国550書店参加、データ270万点掲載
の古書籍データベースです。
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今回は新年号なので、メルマ編集部に寄せられた、質問やご意見の
いくつかにお答えしよう。
まず、書店の評価をつけられるようにしてほしいという要望を、何
人かの方からいただいた。
多くの共同サイト・ショッピングモールなどで、参加者の評価ができる
ようになっている。インターネットはバーチャルな空間であり、取引
の相手ががどんな人か、実際に確かめることができないので、それ
までの取引の記録を参考にする必要があるからだろう。
しかし、「日本の古本屋」の場合、そのシステムを導入していない。
「日本の古本屋」に参加している古書店は、すべて公安委員会から鑑札
をもらっている古物商で、しかも全国の古書組合に参加している現実に
存在する商店である。
けっしてバーチャルな存在ではない。全国に散らばってるけれども、確
かめることのできるリアルな存在である。インターネット上でだけ通用
するハンドルネームではなく、会社名や屋号で商売しているのだから、
ネット内での評価は必ずしも必要ではないと考えている。
ほとんどの参加店がインターネット専業ではなく、以前からの商売の延
長線上で「日本の古本屋」に参加しているため、「日本の古本屋」上で
評価されれば、あたかもそれが、その古書店全体の評価であるように
見えてしまう。
メールのやりとりでは無愛想で返事が遅い古書店でも、それはネット上
の事だけである事も多い。インターネットという媒体に慣れていない古
書店も多いのだ。
問い合わせで、お客様の古書店に対する評価システムも導入していない
が、管理チームではお客様の評価システムも導入していない。
お客様と店で直接メールのやりとりを行っていただく仕様であり、規約
上でもお客様とお店の相対取引の制限に繋がる、評価システムは導入
することはないと判断しているからだ。
それから、多かったのは注文しても品切れのことが多いというお叱りの
メールだ。
買い物かごを利用してお買いあげ下さる場合は、書籍データーはリアル
タイムで反映されるので、品切れ品は出ないはずなのだが、書店の評価
のところでも述べたが、大部分の参加店はインターネット専業ではない
。「日本の古本屋」に登録している商品を自店のホームページや、店頭
などに並べていることも多い。また、「日本の古本屋」では、買い物か
ご以外からの注文受付を禁止していない。直接書店に注文メール、FA
Xや電話で注文して来るお客様も多くデーターを消し忘れてしまったり
、削除するまでの間に同じ本に注文が入る場合もあり、品切れが発生し
てしまうということだろう。また、店頭に本を陳列している場合、登録
順に整然と並べておく、というわけには行かない。売れるようにディス
プレイしなければならない。並べ方によっては、在庫をすぐに見つけ出
せない状況に陥ることもある。
登録商品は他ではけっして売らない、というルールにすればこういった
ことは解決されるだろう。
「日本の古本屋」に登録された商品は「日本の古本屋」の顧客だけのた
めに確保された商品である、と。
しかし、それで顧客が本に出会える機会が増えるだろうか?
おそらく、売り切れになる可能性のある店頭品やホームページ上の品目
が「日本の古本屋」から消えるだけだ。
「日本の古本屋」のために、店頭から本を片付けることは多くないだろ
う。実際に足を運んで来てくれる顧客のために置いておきたいと考える
業者は多い。
古書は原則として1アイテム1点である。もともと、確実な在庫管理が
難しい。すべての商品が、残数1の品切れすれすれ状態なのである。
しかも、アイテム数が膨大である。商品のデータベースが存在しないの
で、販売時点でのリアルタイムな在庫管理は、ほぼ不可能だ。
注文品が品切れというのは、不愉快である。しかし、腹を立てずに次の
機会にまた注文してほしい。珍しい品物や他より安い品物には買い手が
殺到する。しかし商品は一点しかない。販売店も、販売記録を速く反映
できるように努力している。
売り切れのお知らせは、するほうも心苦しいし、何よりも商売上のメリ
ットがないからだ。
書籍検索をして結果に5冊も出れば、よくある本のような気になる。し
かし、よく考えてみれば、広い全国で5冊しかないのだ。実際に古本屋
を探し歩いて、その本を簡単に見つけることは難しいだろう。
古書店は「日本の古本屋」に在庫を気軽に登録できるようになった。
それは、古書を探す人にとって、本に出合える機会を飛躍的に伸ばした
ということなのだ。
メールマガジンという性質上、編集部に寄せられるお便りは、ネット
関連のものが大部分だ。しかし、いつも強調しているように、古本屋は
ネットだけで活動しているわけではない。たとえば、1月はデパートなど
で行われる古書展覧会(『古本まつり』などと呼ばれることも多い。複
数の書店が集まって広い会場で古書を売る)が集中する時期だ。足を運
ばれたお客様も多いと思う。ピンと来る品揃えの店があったら、ぜひ店
主に話しかけてみてほしい。本屋も本好きのお客様からの情報はありが
たい。
(ただし、偏屈な店主も多いので、ご注意)。
編集子も、お客様が古本屋をどう思っているのか、気になるところだ。
ぜひ、ネット関連でない古書店に関する疑問などもお寄せいただきたい
。もちろん、ネット関連の話題も歓迎する。
■bakaku■
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