日本の古本屋


日本の古本屋メールマガジン

■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■
 。*..*.:☆.:*・日本の古本屋メールマガジン・*:.☆.:*..*。
     。.☆.:* その59・9月21日号 *:.☆. 。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このメールは日本の古本屋会員の方で、メールマガジンの配信を
希望された方にお送りしています。
ご不要な方の解除方法はメール下部をご覧下さい。
【日本の古本屋】は全国816書店参加、データ516万点掲載
の古書籍データベースです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆INDEX☆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 1. 自著を語る その25『古本屋を怒らせる方法解題』
 2.「古本屋が書いた本」展目録
 3. 日本の古本屋即売展情報

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

※ このメールはMSゴシックで編集しております。読みづらい場合
は、お手持ちのパソコンの設定をご変更下さい。
 【変更方法:アウトルックエクスプレスの場合】
  メニューバーの [ツール] → [オプション] → [読み取り]タブ
  →[フォント]ボタン(読み取り画面の下の方にございます)
  → "MSゴシック"を設定すると変更されます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

暑い夏がようやく終わり、さわやかな季節を迎えました。読書の秋。
古本イベントも各所で開催されます。数があまり多いので、「イベ
ント特集号」を先日お届けいたしました。どうぞお出かけ下さい。
林哲夫さんの新刊『古本屋を怒らせる方法』(白水社)はこの季節
にピッタリのエッセイ集です。読めばすぐにでも古本屋歩きをした
くなること請け合いだからです。
今月の「自著を語る」はその林哲夫さんです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■古本屋を怒らせる方法解題■

                          林 哲夫

「古本屋を怒らせる方法」とは挑発的な書名ですね、ズバリその真
意は?

先日、このように質問されまして、言葉に詰まりました。『古本屋
を怒らせる方法』と申しましても、特別な秘策があるわけではあり
ません。商売をしている人なら誰でもが嫌がることをすれば、古本
屋さんだって怒るんだぞーという、それだけの話です。じつのとこ
ろ、怒らせる方法が分かれば、うまくつき合う方法も自然と身につ
きます。

もちろん古本屋を怒らせてばかりではありません。

 古本で遊ぶ方法
 古本と出会う方法
 古本を読み解く方法

これら三つの章に分けて三十編のエッセイを収めております。奈良
の古本屋・キトラ文庫さんが発行しておられる『coto』という雑誌
に連載させていただいた作品を中心として『日本古書通信』や『彷
書月刊』などの古書関係の媒体、同人雑誌や個人雑誌に発表したも
のに、少し長目の書き下ろしを加えてあります。大方の読者の皆様
にとっては初出も同然の内容であろうかと存じます。

『古本屋を怒らせる方法』には決して掘り出し自慢もありませんし
(あ、ほんの少々なきにしもあらず)、大それた新発見や新説も見
当たりません。なにしろ書影もありません。文章力で勝負して「古
本文学大賞」を狙ってます、というのは真っ赤なウソです。

もう長らく古本ブーム(または古本屋ブーム)と言われ、古本に関
する新刊も途切れずに出版されているのですが、今でも古本屋は敷
居が高くて入りにくい、古本屋の主人は怖い、そう思っておられる
健気(けなげ)な読書人は少なくないようです。そういう人たちに
少しでもリアルな古本屋さんたちの姿を、そして古書即売会の楽し
みを知ってもらおう、そういう意図で一冊にまとめました、という
のも真っ赤なウソです。

このメルマガをお読みの皆様ならよくよくご存知のように、古本屋
の主人というものはユニークな人が多いのです。例えば、実名で月
の輪書林さんに何度もご登場願っていますが、手前味噌ながら、月
の輪さんに関するくだりは何度読んでも笑ってしまうのです。そん
なささやかな楽しみを分かち合いたい、まあそのへんが執筆意図と
言えば言えましょうか。

そして、売る方が売る方なら、買う方も買う方です。古本を求めて
どこからともなく湧いてくる顧客たち。この人たちがまたムチャク
チャ面白いのです。とくに関西がホームグラウンドですので(そう
そう、京都の古本屋案内もチャッカリのせております)、得も言わ
れぬキャラクターがうじゃうじゃ生息しております。

 「で、おまえは?」

いや、そのご懸念ごもっともなれど、小生などあの方々の足許にも
遠く及びません。とにもかくにも一読三嘆、一怒三楽の『古本屋を
怒らせる方法』、ごひいきによろしゅうお願い申し上げます。

______________________________

□□古本屋を怒らせる方法□□

著者:林哲夫
発行:白水社( http://www.hakusuisha.co.jp/ )
2007年8月発行
定価:2,100円(本体:2,000円)
ISBN:978−4−560−03167−4
判型:四六判
頁数:244ページ

◇◆林 哲夫(はやし・てつお)◆◇

1955年香川県生まれ。画家。
1999年、岡崎武志、山本善行らと書物雑誌『sumus』を創刊。
『喫茶店の時代』で第15回尾崎秀樹記念大衆文学研究賞受賞。
著書に『古本デッサン帳』『文字力100』『歸らざる風景』など。

林哲夫さんブログ・デイリースムース
http://sumus.exblog.jp/



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
        ▽「古本屋が書いた本」展目録
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

2005年4月21日から4月24日まで東京古書会館にて
行われました「古本屋が書いた本」展に合わせて目録を発行
いたしました。
http://www.kosho.ne.jp/event/chosaku.htm

B5判、52ページ、700点以上もの著作を掲載。
1部500円(+送料210円)。

まだ残部がございますので、ご希望の方は、本代500円+送料
210円合計710円分の切手を同封のうえ、郵便番号、住所、
氏名、電話番号を明記のうえ郵便にて下記までお申し込み下さい。

101-0052
東京都千代田区神田小川町3−22
東京古書組合・広報部 

━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━━━━

9月〜11月の即売展情報
http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001





日本の古本屋バックナンバーは以下のURLからご覧いただけます。
見逃したメールマガジンはここからチェック!
  【バックナンバーコーナー】
 ⇒ http://www.kosho.ne.jp/melma/

┌─────────────────────────┐
 次回は2007年10月下旬頃発行です。お楽しみに!
└─────────────────────────┘

*゜*.:*☆ 本を売るときは、全古書連加盟の古書店で ☆*.:*゜*
全古書連は全国古書籍商組合連合会(2,300店加盟)の略称です

==============================

日本の古本屋メールマガジンその59 2007.9.21

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
    東京都千代田区神田小川町3−22 東京古書会館
    E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
    URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
    広報部:内堀弘
    TKI:岩森正文

==============================
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・このメールマガジンは、日本の古本屋に会員登録をされた方で、
 メールマガジンを希望された方に配信させていただいております。
 ご不要の方はお手数ですが 、会員情報変更画面
 ( https://www.kosho.or.jp/servlet/kaiin.ksK201S )で
 『メールマガジンを受け取らない』という設定にご変更ください。

・こちらのメールアドレスは配信専用です。返信を確認できません。

・メールマガジンの全てまたは一部を無断で転載することを禁じま
 す。

・メールマガジンの内容に対するご感想はmelma@kosho.ne.jpまで。
 今後の編集の参考にさせていただきます。

・メールマガジン内容以外のご質問はinfo@kosho.or.jp へお願い
 いたします。担当が違いますので、ご質問にお答え出来ない場合、
 ご返信が大幅に遅れる場合がございます。

============================================================
☆*.:*゜*・゜☆*.:*゜*・゜☆*.:*゜*・゜☆*.:*゜*・゜☆*.:*・
============================================================


【戻る】



(C)2007 東京都古書籍商業協同組合