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日本の古本屋メールマガジン

 

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      。.☆.:* その85・11月25日 *:.☆. 。
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☆INDEX☆
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  1. 新鋭評論(5) 『江坂遊覚え書き』 小野塚 力
  2. 古書月報タイム・トリップ (2)
  3. アンケートのお願い

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━━━━━━━━━━━━【新鋭評論(5)】━━━━━━━━━━

  江坂遊覚え書き
                        小野塚 力

商業出版の世界におけるショートショートをはじめとする短編小説
が、不遇の時代をむかえているように感じるのは私だけだろうか。
元来、長編小説よりも短編、特にショートショートに魅力を感じる
私などは淋しいかぎりである。他方、商業出版ではなく、アマチュ
アの同人誌の世界のほうが短編の分野が活性化してきているようで
ある。たとえば、豆本作家である赤井都氏は、自身の製作する豆本
のテキストに短編を書き下ろし、商品として流通させる一方、ワー
クショップや展覧会を全国各地で開催し、精力的に豆本と短編との
流布に努めている。また、五〇〇文字までに限定した超短編という
ジャンルを提唱し、特集を毎号変えて発行される同人誌「超短編マ
ッチ箱」を主宰するタカスギシンタロ氏や松本楽志氏の活動は、創
英社からのアンソロジー二冊に結実しつつある。五〇〇文字という
枠内まで下ると、ここで定位される世界は完全さよりも不完全さ、
なにかの断片のような余白部分が魅力となる。詩と散文の中間のよ
うな、そんな世界だ。ショートショートは、超短編に比べると、お
話としての完結性が問われるうえに文字数も飛躍的に増加する。四
百字詰め原稿用紙二〇枚以内までは許容される。ショートショート
の魅力を一言でいえば、瞬間の魅力、切れ味の魅力である。小宇宙
としての完結性の魅力だ。

続きはこちら↓
http://www.kosho.ne.jp/melma/0911/index-1.html

 

━━━━━━━【古書月報タイム・トリップ (2)】━━━━━━

東京古書籍商月報
大正12年3月(第3号)
記事

「三周年に臨みて」

我が東京市古書籍商組合の創設されてから、今年今月はちょうど満
三周年である。ちょうど三年前大正九年二十五日始めて、組合発会
式が図書倶楽部楼上に催された。
もっとも其の二、三年前から書籍商同業者相寄って、漸次この機運
を造り出し来たのは言うまでもないが、そこまで至るには容易なら
ぬ努力が籠もっていた。
そうして発会当時は組合員の数も僅々(きんきん)二百名内外に過ぎ
なかったが、僅か三年経ったばかりなのに、もう五百名以上に増加
した。殆ど一年毎に約倍加の勢いを以て進んで来た。今は相当に基
礎堅実に、組合員の信用も非常に増大して来たことは大に慶すべき
事である。人間の生業は諸種雑多、挙げて算えば数限りないが、就
中書籍商は新聞雑誌類を取扱うと同じく、「知識」の売買に従事す
るもので、最も文化的営業の一つである。

続きはこちら↓
http://www.kosho.ne.jp/melma/0911/index-2.html


 

 

━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

11月〜12月の即売展情報
http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

 

━━━━━━━━━━【アンケートのお願い】━━━━━━━━━

「今年の収穫・この一冊」アンケートご協力のお願い

平素はインターネット「日本の古本屋」をご利用いただきまして、
ありがとうございます。

さて、「日本の古本屋メールマガジン」では、アンケート特集
「今年の収穫・この一冊」を今年も企画いたしました。今年手に入
れた古書の中から、印象深い一冊、嬉しかった一冊を、是非お知ら
せ下さいませ。
ちょっと一息入れて「今年の収穫」に思いを巡らせてみませんか。
どうぞご協力いただけますようお願い申し上げます。
アンケート回答は専用フォームを用意しましたので、そちらからお
願いいたします。

また、アンケートにお答え頂いた方の中から抽選で10名様に
図書カード1000円分をプレゼント致します。
抽選結果は図書カードの発送をもってかえさせて頂きます。

専用フォームにお進みいただくと、以下のことをお尋ねします。

■一冊の書名・著者名(今年買われた古書で印象深いもの)

■その簡単な理由

■日本の古本屋メールマガジンへのご要望など

■〆切 2009年12月15日(火)

2009年12月発行の「メールマガジン日本の古本屋」にて紹介
させていただきます。全てのご回答をご紹介できない場合がござい
ますので、どうぞあらかじめご了承ください。

※プレゼントは掲載の有無とは関係ありません。

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アンケート専用フォーム
http://www.kosho.ne.jp/melma/qs/questionnaire2009_.htm
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よろしくお願い申しあげます。



 

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  次回は2009年12月下旬頃発行です。お楽しみに!
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*゜*.:*☆ 本を売るときは、全古書連加盟の古書店で ☆*.:*゜*
全古書連は全国古書籍商組合連合会(2,300店加盟)の略称です

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日本の古本屋メールマガジンその85 2009.11.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3−22 東京古書会館
     E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
     URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
     広報部:早川多摩雄
     TKI:河野高孝

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