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2010年07月 アーカイブ

2010年07月01日

明日の本番を前に、

立派な笹が届きました!



近くで見てもよい枝振り。
高さも丁度手頃な感じ。

短冊に。

だからといって、重すぎる願い事はノーサンキューなのね。
「仕事が見つかるように」~とか「良い人が見つかるように~」とか
東京古書会館ではご期待には添えませんからね。


この笹も、明日並べる予定の朝顔も、
明治古典会会員さん自ら準備をしてます。

笹の為には山にも分け入り、当日一番キレイに咲き揃う
鉢植え選びに頭を悩ませ・・・
雨は降らないか、枯れないか、ちゃんと蕾みが開いてくれるのか・・・

大規模な催事ですが、業者任せなんかじゃなく
会員さんの手がかけられているんです。


日本全国から集められた優品はもちろんですが、
毎年色々と考えて作り上げられた会場の様子も
目に留めていただけるとうれしいです。


明治古典会七夕古書大入札会はいよいよ明日から!


2010年07月03日

このアツイ思いを!

大阪から素晴らしいニュースがやってきた!

スゴイよ、大阪組合!
スゴイよ、岡田理事長!!


まずは、大阪古書組合のHPをチェキラッ!

 ☆大阪古書組合☆
http://www.jade.dti.ne.jp/~kosho/koshotan/go_koshotan.html


大阪古書組合のイメージキャラクター
『メ~探偵コショタン』ですぅ♪♪♪


かわいい。とりあえずかわいい。まず、かわいい。
あの丸いフォルム、っく~(*><*) たまらん!


東京にも来ないかしら?
あのまま新幹線に乗って来ないかしら?


まぁ~・・・、これからの暑い夏には色々と大変だと思うので、
涼しくて、蒸れなくて、動きやすい季節になったらぜひ来てね。

コショタンの名札も用意しておいたよ。

2010年07月08日

たまにはこんな〆もいいかと。

久しぶりに古書即売展の様子をご紹介。


今日は趣味展。本はもちろんですが、
見て楽しいものもたくさん並んでいます。

後ろの方にあるのは、木製の看板。

どれも大きさは、およそ50×40×3㎝。
そんなに大きいというわけではないけれど、
どんな商売をしているのか、何を扱っているのか一目瞭然。
街に溢れた現代の看板より、シンプルかつ効果的だと思う。


同じ業者さんの棚には他にもこんなものが。

鉄道写真は1箱
裏のメモ書きによると、上の写真は帝国ホテル周辺!?
SLが走っていたなんてビックリ。
下は奥多摩駅です。


うさぎ書林さんの棚には、
こんなにカラフルでかわいいマッチラベル。
左上には、冷やし中華で有名な神保町の名店、揚子江菜館のものも。


古書即売展や業者さんの交換会では、
自分が知っている場所やモノの昔の様子を
目にする機会がたくさんあります。

人の記憶を見ることはできないけれど、
何らかの形として残っていれば、後世の人間も共有することが出来る。
持ち主の手から、縁あって業者さんの手に渡り
また誰かの手に渡ってゆく。
埋もれてしまうものを、再評価して送り出していく事を
繰り返した日々が交換会や即売展の歴史となってきたのだ。

東京古書組合機関誌の「古書月報」によると、
「趣味の古書展」創立は昭和27年で、
現在古書会館で行われている即売展の中では
最も古い会になるという。

2010年07月24日

この夏、東部古書会館のあつい日々

『さよなら、泪橋古書展』


東京古書会館を始め、西部、南部の3ヶ所といえば、
定期的に即売展が開催されているので、
古書愛好家の方にはお馴染みかと思います。

また、この3地域で都内組合員数の半数以上を占めることや、
規模や立地条件などから、組合員さんにも交換会会場としての認知度、
利用頻度は比較的高いほうでしょう。

しかし東京都内には上記3ヶ所の他、板橋の北部、
南千住の東部を含め、5つもの古書会館が存在しています。
いえ、それも間もなく過去形での話となるでしょう。
7月をもって南千住・東部古書会館の歴史に幕が下ろされるのです。


そんな事が現実味をおびてきた昨年、誕生したのが
この「泪橋古書展」でした。



操車場の陸橋を渡り、貨物駅の脇を抜けてゆく。
小さな工場と住宅街、そして簡易宿泊所。
そういった中に東部古書会館があります。

長年この下町で商売を続けていても、催事は初めてという方も。


こちらは催事も大ベテラン。
左は、ねこ大好き殿木さん。東京の古本屋のコラムにある
理事の連載記事はこの方が書かれたものです。
 ◇「東京の古本屋」組合理事連載記事◇
  http://www.kosho.ne.jp/column/100708.html

右は、業界における下町のプリンス岡島さん。


他の会館と違うのは、管理人さんが常駐していたこと。
昭和の香り漂う屋内も、この方が清潔を保って下さいました。

催事が開かれる時には、ご近所にポスターを貼って下さったり、
お茶を用意して下さったり。
長い間、縁の下で支えていただきました。

この奥にはテレビのある一間。
小腹が空いたら、おやつをつまんだり。
この日は、膝をつき合わせ東部古書会館の想い出話など。


東部の帰り道、会館への地図を手にした方数人とすれ違いました。
例年以上に暑さ厳しい中、南千住まで足を運んでいただいた皆様
本当にありがとうございます。


そして7月27日 火曜日
東部古書会館最後の日をむかえます。

2010年07月30日

この夏、東部古書会館のあつい日々(2)

『笑顔でおわかれ』


ついにこの時がおとずれた。


40年弱、この地で東部支部のホームタウンとして
在り続けた会館が最終日を迎えたのだ。



最後のフリ市。
いつもより高く大きく積み重なった本の山、
人の多さが市場を盛り上げる。



2階に間借りしていた古書店さんもいた。
「道路に寝てるおじさんがよくいてねぇ」今も楽しい思い出話。
去年のイベントでは、ここから座布団を借りたっけ。



『なくなっちゃうと、やっぱりさびしいねぇ』


だから今だけは大いに盛り上がろう。




そして、さようなら